才能タイプ子育ての小川大介です。

僕の個別分析セッションは、基本的に1回きりの場です。

お子さんの才能タイプの構造と、今ご家庭で起きているすれ違いの正体を明らかにして、「次に何をすればいいか」が親御さん自身の中で分かる状態を作る。それが個別分析セッションの目的です。

「1回で何が変わるのか」と思われるかもしれません。 ここでは、実際に分析セッションを受けた方々のその後をそのまま紹介させてください。


事例1:算数1ページ→30ページ。学習環境を「本人が」作り直した話

分析前の状況

学校でクラスメイトからの冷やかしや先生からの指摘をきっかけに自信を失い、登校が不安定に。一度中学受験を断念して退塾したが、本人の意志で再挑戦を決意。塾からは「5年生範囲を早急に終わらせるように」「学習時間を計測しましょう」と提案されるが、学習体力が追いつかない状態だった。

分析セッションで僕が伝えたこと

このお子さんは周囲の反応に敏感なタイプで、「自分がどう見られているか」が常に気になってしまうのだと思われます。学習面では、学び方の傾向から考えて、目で読むだけでは内容が頭に入りにくいでしょうね。身体感覚の反応が高いお子さんなので、音読や読み聞かせを取り入れて「分かった」という感覚を体験させてあげることがとても大事です。

テストやノート資料を分析したところ、算数の計算ミスの原因は不注意ではありませんね。視界の捉え方のクセと、プリントを置く位置、本人の姿勢とがズレていることが原因だと思われます。

塾は表面的な単元消化だけを考えた指示をしてきていますが、その通りにやってしまうと失点は今よりも増えてしまう恐れがあります。ノルマ型で管理するのではなく、本人の特性に合わせて「できた」「わかった」という体感を生みやすい順序で進めましょう。また安心して集中できるような環境整えも大事です。具体的には〜

セッション後に届いた報告(原文より抜粋・許可掲載)

塾からは、5年生範囲を早急に終わらせるように言われたり、学習時間の計測を提案されましたが、息子のタイプを踏まえると適合しないと判断し、本人と二人で学習環境の再構築を行いました。

具体的には、息子自身が主体となり、机周りの整理、視覚的刺激の低減、静かな空間の確保(膝にタオルケットをかける、お気に入りの人形を椅子の足元に置く等)といった環境調整を行い、安心して集中できる状態を整えました。私は隣で見守るマネージャー的役割です。

その結果、なんと!!! 学習への取り組みに明らかな変化が見られてびっくりです。 これまで短時間で中断していた算数についても、主体的かつ持続的に取り組めるようになり、学習量も大幅に増えました。(1ページから30ページ程度)

国語においても、読解については、自ら試行錯誤しながら工夫する姿勢が見られるようになりました。本人曰く「主人公の位置や情景を具体的にイメージしながら読み進め、映像が白黒になった時は立ち戻り、もう一回全体を繋げる」といったプロセスを意識しているとのことです。隣で見ていても、以前とは明らかに異なる思考の深まりを感じてます。


事例2:入試まで5週間。「もう間に合わない」から武蔵中学合格へ